歯科医院に通いたいと思っている方は少ないと思います。「できる事なら行きたくない!」そのようにお考えではないでしょうか。そこで、まずは当院を知って頂きたく為に、当院の診療方針やこだわりについてご説明・ご紹介させて頂きます。
「今痛みがある歯は何が原因で痛くなってしまったのか」「他の歯は大丈夫なのか」「歯周病はどのくらい進行しているのか」など、患者様の一番気になっている所は勿論、お口の中全体の状態を知って頂いた上で、治療の必要な部位や治療法について、ご説明をさせて頂くようにしております。
その為に、初めてご来院頂いた患者様には、現状を把握するのに必要な検査を実施させて頂いております。
こちらの写真では、歯の本数、歯を支えている骨の状態(歯周病の状態)、虫歯になっている所、神経の治療をしている歯、金属を使った冠せ物等、お口の中全体の状態を確認する事ができます。
写真上では右下から2番目の歯に大きく黒くなっている所があります。右下一番奥は親知らずが横に生えています。こちらの写真は口の中全体の状態を調べる事ができるのですが、一本一本の歯が不鮮明という欠点があります。
先ほどのパノラマ写真の右下2番目の歯を写したデンタル写真です。
先ほどの写真と比べて、虫歯になっている範囲(歯の部分が黒く穴になっている所)が見やすくなっていると思います。虫歯の大きさを確認し、歯の中にある神経までどれくらい距離があるのか、虫歯の治療になるのか、虫歯が神経まで届いていて神経の治療になるのか判断したり、根や周りの骨もはっきり写るので、歯茎の中に隠れて見えない歯石も写ることがあります。
歯周病治療や虫歯の治療の際、より詳しくその歯の情報が必要な際お撮りさせて頂きます。
「初診時写真撮ったのにまた写真?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、写す写真の種類が違いますので、お撮りした写真の結果はしっかりご説明させて頂きます。
歯と歯茎の境目には歯周ポケットと言われている溝のようなものがあります。
このポケットが深くなるほど、中に汚れが入り込むと歯ブラシは届かなくなってしまい、5mm以上になってしまうと、歯医者さんでおそうじしたとしても完全に汚れをとるのは難しくなってしまうといわれており、外科的な歯周病治療が必要になることもあります。
ただ、初診時歯周ポケットが大きい方でも、歯の周りの汚れを落とし、適切な歯ブラシを続ける事で、炎症が起こり腫れていた歯茎が引き締まることでポケットを浅くすることができます。
今どこがポケットが深い(歯周病が進行している)のか、また、この基本検査を行った後出血が見られるところ(歯磨きすると血が出るという方は多くみられます)は今現在その歯茎に炎症が起こっている(歯周病菌が活動している為出血する)ということが分かります。
もちろんポケットの深さということも大事なのですが、浅いポケットでも出血があるとすればそこは普段上手く歯磨きが出来ていないところかもしれません。炎症が続くと、歯周病は進行し、ポケットも深くなっていってしまいます。
この検査では、歯周病の進行具合の他に、今どこで歯周病が進行しようといているのかという事も調べる事ができます。
前にも検査された方もいらっしゃると思いますが、今現在の歯周病の状態を確認する為、歯周病治療には必須の検査になっております。
最後に、お口の中のお写真です。
歯石の付き具合、歯の色や形、歯茎の状態、歯並び、虫歯の所等、パノラマ写真等のエックス線写真ではなかなか分かり辛い所をしっかり見て頂けます。
普段お口の中はそれほど注意してみることはないと思います。裏側や奥歯に関してはご自身で見るのは難しい所です。今自身の歯がどのような状態になっているのかご確認頂き、その上で必要な治療部位、治療方法をより分かり役ご説明させて頂く為にお撮りさせて頂きます。
かぶせ物の色や、虫歯の治療の際等にも、虫歯がどれくらい大きかったか、どのような状態で治療が行われたか記録する為、治療後にお写真をお撮りさせて頂く事もあります。
この写真では、左下奥歯に大きな虫歯で穴になっているところがあります。鏡を使って撮影すると一番奥の歯までしっかり撮影する事ができます。また、横から見たお写真で、糸切り歯(犬歯)がすり減って平らになってぴったり噛んでいるのが見られます。
本来犬歯は先がとがっている形をしているのですが、歯ぎしりが原因ですり減ってきてしまっている可能性が高いです。歯ぎしりは普段食事をする時よりも何倍も力がかかってしまう為、その影響で顎に痛みが出てしまう方もいらっしゃいます。
お口の中のお写真で、より分かりやすく全体の状態をご理解頂ければと考えております。
*検査は、患者様の状態等によっては次回に行う事もあります。
初めての患者様へ:草加東口歯科クリニック(埼玉県草加市、草加駅徒歩3分の歯医者)